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インタビュー – Meetむさしの https://dev2.meet-musashino.tokyo ひとのストーリーに出会い、武蔵野にふれる Fri, 07 May 2021 02:14:28 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.9.1 https://dev2.meet-musashino.tokyo/wp/wp-content/uploads/2021/05/cropped-site_mark-32x32.png インタビュー – Meetむさしの https://dev2.meet-musashino.tokyo 32 32 「まち」と「ひと」をつなぐ赤い椅子 「赤い椅子プロジェクト」 https://dev2.meet-musashino.tokyo/archives/637 https://dev2.meet-musashino.tokyo/archives/637#respond Sun, 04 Apr 2021 01:00:00 +0000 http://dev2.meet-musashino.tokyo/?p=637 吉祥寺の街に置かれた赤い椅子を知ってますでしょうか...

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吉祥寺の街に置かれた赤い椅子を知ってますでしょうか?その裏には「まち」と「ひと」をつなぐ素敵な仕組みを支える人達がいます。

今回インタビューさせていただいた「赤い椅子プロジェクト」さんは、思い出がこもった椅子を譲り受け、その椅子に子供や街の人と一緒に赤い色を塗ります。そして、完成した椅子を吉祥寺の街に置き、椅子という場を街に創り出す活動をされています。

街に置かれた赤い椅子は、子供や街を訪れる人たちの憩いの場となり「まち」と「ひと」をつないでいます。

インタビューに伺った際に、赤い椅子プロジェクトさんの事務所の窓を見上げると「Meetむさしのさまいらっしゃいませ」のメッセージ(窓ツィート)が貼ってあり、感動しました。

活動の始まり

Q 赤い椅子プロジェクトは、ご高齢の方の声をヒントに生まれたと聞きました。そのエピソードをお聞かせ頂ければと思います。

加藤さん 赤い椅子プロジェクトは、吉祥寺コミュニティデザイン運営委員会の主催した「第1回吉祥寺コミニティデザイン大賞」に応募して、加藤と加曽利、および当時のメンバーで始めました。その後、平野は別の団体から合流しました。その企画段階でフィールドワークで地域の方にヒアリングをしました。街に座ってるおばあちゃんに、どんな場所が必要かというインタビューをした際に「休む場所が少ない」という答えから、街に椅子を配置する赤い椅子プロジェクトのきっかけになりました。

赤い椅子の赤い色に込められた想い

Q  「赤い椅子」の「赤い色」には人と人とをつなぐ「運命の赤い糸」というイメージを受けました。赤という色に込められて想いを教えてください。

加藤さん 運命の赤い糸、人と人とをつなぐというのが一番の大きな理由です。

赤という色そのものが、人を惹きつけます。遠くから見ても視認性が優れています。郵便ポストが遠くから見ても郵便ポストだとわかるように、赤い椅子だってわかってもらうことができます。街なかを歩いてる人がそこに赤い椅子があるってわかったら利用してもらえます。見てもらえるわかりやすい色だから、赤という色を選びました。

私を今回のインタビューにつなげてくれたのも赤い色でした。吉祥寺の駅にあった赤い椅子が気になり、自分で検索してホームページまで辿り着いて、インタビューの候補を決める時に赤い椅子を思い出し、インタビューさせていただくことになりました。赤い色はそれだけ力があると思います。

街で歩いていると赤い色が目を惹きます。アムリタ食堂さんやsofaにもおいてありますね。

平野さん sofarさんでは、ちょっと小ぶりな椅子を置かせて頂きました。小さなお子さんにちょうど良い大きさなので、お母さんがインスタ映えするから小さなお子さんを座らせ写真を撮られたり、近所の小学生が楽しそうに座ったりしていると伺いました。この椅子がなければそうならなかったとおっしゃって頂いたのが嬉しかったです。

椅子の輪の広がり

Q 赤い椅子はどのようなプロセスで街に置かれるのでしょうか?また、最近になって赤い椅子は椅子の置き方なども変わってきてますでしょうか?

加藤さん 椅子を置かせてもらうプロセスも変わってきていて、当初はお店に直接「椅子を置かせてくれませんか」とお願いしていました。
最近では、おかげさまで口コミで広がってきています。良さそうなお店を教えてくださる方や名乗りをあげてくださる方も増えており、紹介がきっかけで置かせてもらうという形にシフトしてきています。

また、椅子を置かせてもらう際には、どのような椅子を置くかを相談させてもらってます。椅子1脚1脚が違う事から、そのお店に合った椅子を提供させてもらっています。

Q 次に赤い椅子を置きたい場所はありますでしょうか?

加藤さん 例えば、中道通りなどで道を個展のようにして、赤い椅子を並べたり、テーブルを置いたりマルシェを開いたり、カフェにできたらいいななど、そこらじゅうに置ければいいなとは常に考えてはいます。どこに置けばというより、街中を歩いている人が佇んだり、滞在できる場所が創出できたらいいなと思ってます。ただ、吉祥寺は道と建物の間が狭いので、公園などに柔軟に置いていければいいなと話しています。

話を聞いていて、椅子が空間を作る装置の一つだと感じました。

加藤さん 最初は、井の頭公園にあるようなベンチという案も出ました。ただ、ベンチは持ち運びができないので、椅子にしました椅子はハンドリングが良く、手軽に持ち運べたり、椅子は向きを変えることができます。椅子は二つ以上あれば、向きを変えれば、向かい合わせての空間ができます。そういった使い勝手の良さや空間につながることができるので、椅子を選びました。

椅子に座ると目線が代わり、子供の目線に立てたりなど、街の見方が変わると感じました。

加藤さん パールズホワイトという宝石屋さんでは、お散歩中の保育園のお子さんが椅子に座って、その度に店主さんが出てきて会話されたりと、コミュニケーションが生まれています。コミュニケーションを生むというのも私達の目標の一つだったので、そのような場所が創出されて嬉しく思っています。

赤い椅子から街のつながりの芽が生まれる

Q 赤い椅子プロジェクトは、最初から今の形だったのでしょうか?

加藤さん 当初理想としていたのが、小さなお子さんを呼んで塗装ワークショップイベントを開くことでした。ただ、最初はいきなりイベントをするといっても認知度がないので、サンプル作りとして自分たちで椅子を塗装していました。

その後、露出する機会なども増え、中道通り商店会の会長さんからお誘い頂き、西公園の秋祭りで塗装ワークショップイベントを開く機会を頂きました。それがきっかけで赤い椅子の塗装ワークショップイベントを開催することができました。

最近では、武蔵野クリーンセンターさんから声掛け頂いて、エコイベントの際にワークショップを開いたりしています。

地域のお祭りで塗装ワークショプを開くという話を聞いて、お祭りの原型ってそんなプロセスで生まれたのかなと想いを巡らせてしまいました。

子供に好きに塗ってもらいたいけど、家の中ではなかなかできないので、広い場所でそういう体験ができるのは嬉しいですね。

「街の原風景」「物を大切にする心」を育む赤い椅子

Q 赤い椅子の塗装ワークショップに参加した子供達は、自分が色を塗った椅子が街に出るという体験と通し、とても嬉しいと感じるだろうなと思いました。参加した子供からそういう声も聞いたりするのでしょうか?

加藤さん お祭りでのワークショップを3年連続で開催したのですが、2年目から、前の年に来てくれたお子さんがリピーターになって参加してくれました。「去年も来たんだぜ」と話す子がいました。「自分が塗ったんだぜ」と楽しそうに話すのを聞いてとても嬉しく感じました。
お子さんが自分達の手に触れる場所や街を原風景として記憶してもらうことが、将来にとって重要なことだと思ってますので、赤い椅子を通してそういう効果が少しながらでもあるのではと思います。

お子さん達も自分達が関わった椅子が街に並んでいるのを見ることができるのは嬉しいですよね。

加藤さん 赤い椅子の理念の一つに、人のつながりの他に「物を大切にするという心を作る」とあります。塗装ワークショップを通して、それが具体化できていると思います。

平野さん 椅子に色を塗る作業は、子ども達は飽きちゃうんじゃないかなと思っていたんですが、親御さんがもう帰るよと言ってもまだ塗っていたりと、普段できない空の下で色を塗ることができるのが楽しいんだろうなと感じました。

そして、子ども達が夢中で赤い色を塗っているのを見ると、「子ども力」というものを信じたいなと毎回感じますね。

大切な椅子を置かせてもらった場所

Q 赤い椅子の活動通して大切な場所を教えて頂けますでしょうか?

加藤さん どの場所も私達が置かせてもらいましたのでどこも大切な場所です。

街のアイコンとして赤い椅子が存在してくれるといいなと思っています。そして、椅子を置く事でコミュニケーションが生まれればと思っています。店頭に置いて腰掛けてもらったり、レジカウンターの前に設置して荷物置きに使ってもらったり、腰掛けてもらったり、商品を陳列してもいいと思います。

中道通り商店街にある千恵蔵さんは理想的な使い方をしていて、腰掛けていったおばあちゃんと会話が生まれ、お会計の時には椅子を荷物置きにしています。

おもちゃを販売しているNIKI TIKI(ニキティキ)さんのベビーカースペースにも5脚ほど置かせてもらってます。

平野さん NIKI TIKI(ニキティキ)さんの赤い椅子のある場所はムーバスのバス停の近くにあって、年配の方がバスを待てるような空間にもなってます。バスの待ち時間に子供を近くに感じることができる素敵なパブリックな空間になっていると思います。

全国に広がる「街を想う色の椅子」の繋がり

Q 大森西荻窪や小金井のsofarさんにも設置されています。赤い椅子が広がってると聞いていますが、広がりについて教えて頂ければ幸いです。

加藤さん 西荻窪ではイベントが開催された際に、声を掛けて頂きました。また、吉祥寺で勤務していたメンバーが、大森に異動になり、そこでのイベントに繋いでくれ、開催することができました

人が移動することで、赤い椅子も一緒に連れて行ってくれて、人が繋いでくれた椅子なんじゃないかなと思っています。そんなつながりでどんどん人を介して、椅子を通じて広がっているかなと思っています。

姉妹プロジェクト

加藤さん 最近では阿佐ヶ谷で、「ふらり赤い椅子」というプロジェクトが始まりました。阿佐ヶ谷のすずらん通りに、お年寄りが座れるように椅子を置いています。

また、新潟市の金津地区では「地域で見守りプロジェクト ぴいす金津」さんが防犯のために街に椅子を置くという取り組みをしています。その椅子は、オレンジ色なのですが、オレンジ色には犯罪を心理的に抑止する力があるようです。

加曽利さん 椅子に目のシールを貼っていて、椅子が子供達を見守っている。近くのおじいちゃん、おばあちゃんが見守っているというような有機的な意味合いも持っています。

色々な色で想いを表現できるなと感じました。

加藤さん また、いろいろな色の要望があり、多色展開もしたいと思っているのですが、メンバーの赤い色への想いがあるのでまだ実現はしていません。

加曽利さん それぞれの街の様々な色の椅子を受け入れることで、幅が広がって、お互いの情報交換もできています。色を決めないことで出会いが広がっているのは嬉しいなと思います。


「赤い椅子 姉妹プロジェクト約束ごと」姉妹プロジェクトを希望される方は
問い合わせしてみてはどうでしょうか

色々な色があるのは、戦隊ものの〇〇レンジャーみたいだという話で盛り上がりました。赤い椅子プロジェクトは、多様性を受け入れることでつながりを持って広がっていくのだと感じました。

赤い椅子からつながる今後の展望

Q 活動を広げてるための、今後の展望を教えてください。

加藤さん 活動の手幅を広げていきたいと思っています。椅子を通じてコミュニケーションを取るのが目標なので、つながりそのものを作る方も手を広げて行けたらいいなと思っています。ものを作るということができれば活動のための資金などにもつながると思ってます。メンバーがエコバック、マスクなどのグッズ制作の企画も行っているところです。

メンバー紹介

赤い椅子プロジェクトさんは、7名で運営されています。今回インタビューさせて頂いた加藤さん、加曽利さん、平野さん以外にも小松さんや水野さん他2名の方で活動されています。

加藤さん

バノラボ(建築設計事務所) 代表
「赤い椅子サポーターの方が集まってきてくれればいいな」「赤い椅子だけでなく、つながりを持てるものを作っていきたい」

加曽利さん

バノラボ(建築設計事務所) 

平野さん

まちづくりコミニティ支援アドバイザー
「赤い椅子は子供でもまちづくりを理解できる」「赤い椅子は、まちとやさしい接点が持てる」

・水野 卓さん(総合建設コンサルタント会社勤務)

・小松 由美さん
 ハーモニカ横丁生まれ、吉祥寺在住、立教女学院短期大学卒業。
 吉祥寺を中心に日々地域活動をしています。茶道師範でもある。

・山田 友紀さん
 東京生まれ。成蹊大学法学部卒業。小学校から大学卒業まで吉祥寺に通う。
 お菓子作りが好き。
 お菓子コラボ企画で声を掛けられたのをきっかけにメンバーになる。

・永田 英奈さん(商業施設勤務)
 

武蔵野の好きな場所

Q 武蔵野の好きな場所を教えてください。

加曽利さん 井の頭公園にある一番最初に咲く河津桜が好きです。井の頭公園で平野さんとランチミーティングなども開催しています。

平野さん 武蔵野プレイスの前のベンチがある空間が好きです。

加藤さん 南口のパークロード商店街やハーモニカ横丁など、吉祥寺の中の高密度な場所が割と好きです。

結び

吉祥寺に置かれている赤い椅子のコンセプトが素敵でとても気になってました。椅子を誰が置いているのか、どのように街に設置されているのか、その疑問の答えを知ることができました。

赤い椅子プロジェクトのお三方の話を聞いていると、想像していた以上に、赤い椅子プロジェクトの皆様の街や人を大切にする想いがそこにはありました。そして、その想いに触れることができとても嬉しく想いました。

インタビューを通して、もっともっと赤い椅子を知ってもらいたいと思いました。そして、赤い椅子を通して生まれた出会いやつながりなど、素敵なストーリーを知りたいと思いました。

もし、街で赤い椅子を見つけたら、一度座ってみてください。椅子からは温かい温もりを感じると思います。その温もりは、椅子を譲ってくれた人の想い、椅子に色を塗った人の喜び、椅子を受け入れてくれた人の優しさ、そしてそれを支える赤い椅子プロジェクトさんの想いだと想います。

そして、椅子に座って見た街の風景は普段より少し優しい色合いになっていると思います。

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テンミリオンハウス運営に挑戦した地域のお母さんたち 中川圭永子さん(1) https://dev2.meet-musashino.tokyo/archives/589 https://dev2.meet-musashino.tokyo/archives/589#respond Mon, 01 Mar 2021 08:26:00 +0000 http://dev2.meet-musashino.tokyo/?p=589 今回お話を聞かせていただいたのは、武蔵野市内などで...

投稿 テンミリオンハウス運営に挑戦した地域のお母さんたち 中川圭永子さん(1)Meetむさしの に最初に表示されました。

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今回お話を聞かせていただいたのは、武蔵野市内などで幅広い活動を行っていた中川圭永子さんです。中川さんは、テンミリオンハウス運営、平和活動、演劇・表現ワークショップなど、多くの地域活動に関わっていた地域のキーパーソンです。多岐にわたるその活動のお話を、複数回にわたってお届けしていきたいと思います。

第一回目は、中川さんが地域活動に関わるきっかけからテンミリオンハウス運営団体の立ち上げなどのお話をご紹介します。

中川圭永子(けえこ)さん プロフィール
舞台俳優。企画集団A-A’(エーエーダッシュ)主宰。はらっぱ塾・レインボー元代表。大阪出身。
大学卒業後上京し劇団3○○(さんじゅうまる)に入団。
子育てがきっかけで地域に目を向けるようになり、平和活動やテンミリオンハウスの運営などに関わる。
表現ワークショップの企画や、市民による朗読劇を主催。
指定難病である網膜色素変性症と共生。

中川圭永子さんのインタビュー記事一覧


子育てと一緒に始まった地域活動

MM 山田: 地域活動のきっかけは何でしょう?

中川: 当時息子が通っていたみやま幼稚園の図書委員になったんです。
その時に図書委員のみんなで朝のおはなし会の時間を作り、木曜日の登園時間に合わせて読み聞かせを始めました。そうしたら部屋からはみ出るくらい子どもたちが集まってくれて、ほかのお母さん方に「木曜日だけは寝坊しないんですよ」と言ってもらえるくらい人気が出たんです。おはなしの会の旗をお母さんたちで手作りしたり、立体紙芝居を手作りしてやらせてもらいました。

また、長男をモデルにして「不思議な手紙」という紙芝居の台本を自分で書いてイラストを描き、造形が得意な図書委員のお母さんに人形を作ってもらい、手作りの人形劇を披露したこともありました。

読み聞かせの活動は息子たちが小学校に進学した後も続け、おはなしを書いたり絵を描いたりして、オリジナル紙芝居も色々作りました。
私の市民活動は子育てと一緒に始まっています。

オリジナル紙芝居「かくれてるのは だ~れ」

地域の金メダルを目指して

中川: 小学校のPTA会長の選挙方法が、それまではやってほしい人に○を付ける方式だったのですが、次男の在学中に立候補制になりました。そうしたら仲の良い友達が一緒にやろうって言ってくれたんですが、「今、会長が空いてるんだけど。書記はこの人、会計はあの人、私が副会長で支えるから!マイク持ってればいいから!」と誘われ、小学校のPTA会長を楽しく楽しくやらせてもらいました(笑)

その後2011年に、近所にあったテンミリオンハウス月見路の運営団体を募集していることをほかのお母さんが見つけてきたのですが、3.11(東日本大震災)を期に「私たち、地域で居場所がほしいよね」という話になり、自分たちでやってみようということになりました。

市では、地域での見守りや社会とのつながりが必要な高齢者等の生活を総合的に支援する「テンミリオンハウス事業」を実施しています。この事業では、地域の福祉団体や地域住民のかたがたなどが、年間1,000万円(テンミリオン)を上限とした市の補助を得て、ミニデイサービスやショートステイなどの特色ある事業を地域にある建物を利用して、展開しています。

テンミリオンハウスについて、教えてください。|武蔵野市公式ホームページ

そうしたらまた、「一緒にやらない?代表空いてるけど(笑)」って誘われたんですが、おかしいでしょ、その誘い方(笑)

団体名称は、当時盛り上がっていた女子サッカーチームのなでしこジャパンにあやかって「グループ撫子」になりました。メンバーの平均年齢45歳、地域の金メダルを目指して、ということで。「私たちは地域で金メダルを獲ろう」がスローガンでした。

事業計画をプレゼンしなければならなかったのですが、その前に地域にお住まいの方々約100名にアンケートを取りました。そうしたら、この地域には「自分のスキルを活かして地域に貢献したい」と考えている元気で好奇心・向学心が旺盛な高齢者の方が大勢いらっしゃることや、地域でつながりを持ちたい若い子育て世代の存在を知ることができました。

そこで「北町地域の高齢者のネットワーク作り」「異世代交流で将来につながる地域力を育む」「地域への開放」を三本の柱としてプレゼンを行いました。もともと紙芝居をやっており、プレゼン時間を紙芝居に換算すると何枚分なのかが頭にあったおかげで、動じることなく話すことができました。勢いと本気度を評価していただき、「未知数だけどここに賭けよう」ということで、私たちの団体が選ばれることになりました。

でも、ここからが本当に大変でした。

ゼロではなくマイナスからの出発

中川: 当時はまだお母さんたちがグループを作って地域で何かやることが珍しくて、先駆けのような状態だったのですが、「PTAしかやったことない人たちが…」と言われることも少なくありませんでしたし、「女性が団体の代表なんて」「平均年齢45歳の若い人たちに、高齢者の気持ちはわからない」という逆風もあり、協力できない、認めないという人もいました。

また、運営団体が変わることに対する抵抗感を持っている人も多く、「別に変わってもらおうなんて思ってないのに…」と言われたりもしました。

MM 山田: そう言われても困っちゃう。

中川: ゼロからの出発っていうけど、私たちはマイナスだな、と。地域の中で信頼を得るのに1年かかりました。おじいちゃんおばあちゃんの輪の中に入って、とにかく間違ってもいいから名前と顔を覚えようと毎日毎日顔を出したり、市役所の担当職員さんと一緒に、地域活動をしている各団体さんの所へ「とにかく頑張りますからよろしくお願いします」と挨拶に回り、利用者さんとそのご家族との話し合いも重ねていきました。

顔が見える関係性の大切さ

中川:平和活動を一緒にやっていた方が老人会の活動もしていて、「老人会の会長さんたちを呼ぶから、挨拶においで」と呼ばれたんです。挨拶に行ってみたら既に顔見知りの方々で、「あら、あなたがやるの?」なんて言われました。
「私たちがやります」と言うと「なんだ、じゃいいわ、もう話し合いいらない」と言われて「えっ、いいの?」と聞き返したら、「だってこの人知ってるもん、ならいいわよ」と言ってくれました。

あと、知人の母親がテンミリオンハウスの利用者さんだったんですが、運営団体が変わるということで「どんな団体か見に行ってやろう」とやって来たみたいです。そうしたら「あ、なんだ、中川か」って。顔が見える見えないって随分違うなって、その時思いました。

おはなし会をやったり、むさしの紙芝居一座の活動もしていたし、PTA会長もやっていたり、地域で色々やっていたから顔を知られていたようですね。

2014年当時、MM山田が所属していた「ささらの会」の主催イベントにゲストスピーカーとしてお呼びしました

テンミリオンハウスの開所日が次男の中学校入学式と被ったのですが、入学式に出ていたら携帯に電話がかかってきていて、「とにかく早く来て、みんなあなたを待ってる」と。「え?今日は入学式って言ったじゃん」と言っても「もうみんな待ってるから」と言われるので行ってみたら、入れ代わり立ち代わり100人くらいの人が来てくれていました。老人会の会長さんたちも、地域の皆さんへの説明会に来てくれた人たちもみんな待ってくれていて、「とりあえず今日は開所式やります、ありがとうございます遅くなっちゃって、今日入学式だったんで…」なんて喋ると拍手してくれて。あれはすごく嬉しかったです。

地域の「居場所」

中川:テンミリオンハウスの運営をやることが決まった後、みんなでコミセンを借りて14人分を想定したごはん作りの練習をしていました。みんな主婦ではあるけれど家庭の分量の倍以上なので、材料費はいくらでどれくらいのものができるのかを順番に調理実習という形で試行錯誤していました。

ただ、私は関係各所への挨拶回りが大変で調理実習に参加できず、「自分もごはん作るのにこりゃいかん!」ということで、関前にあるクラフトハウスばくの小境さんに「調理実習代わりといっては何なんですが、月に一回ご飯を作らせてもらえるとありがたい」と相談したところから、ばくでのランチ作りが始まりました。

MM 山田:今では毎週火曜日になってますね。

中川:その後、ばくで月に一回おはなし会も開催するようになりました。

MM 山田:テンミリオンハウスの運営とばくでのランチ作りの両立、すごい。

中川さんが作った、ある日のランチ。毎週火曜日。

中川:テンミリオンハウスでは、夜にしか来られない人もいるので秋の夜長のおはなし会を開いたり、夏祭りでは子どもたちに手伝ってもらってかき氷を出したり、いろんなことに取り組ませてもらいました。みんなに楽しんでもらいたくて。

私は5年以上前に運営からは抜けているんですが、今でもおばあちゃんたちに道で会うと優しくしてくれて声をかけてくれて。私の芝居を利用者さんが見に来てくださったこともありました。今も地域の居場所になっているでしょうね。

本当に色々大変だったけれど、勉強させてもらったなあ、何か残せたな、と思っています。


編集後記

中川さんに初めて出会ったのが2014年。当時私(山田)が所属していた「ささらの会」という地域活動団体のイベントで、地域の居場所について喋っていただくゲストスピーカーとしてお呼びしました。その後も時々イベントに顔を出しに来てくれて顔見知りになり、なんだかんだで長い付き合いになっています。

私が地域メディアを作りたいと思ったのは、地域には思いを持って色々なことをやっている人がいるのに、その存在も思いも活動も知られていないことに対する疑問や憤りがあったからで、Meetむさしのがスタートした時に絶対に中川さんのインタビュー記事を載せたいと思っていました。

中川さんの活動は多岐にわたるため、テーマ別に記事を分けて掲載予定です。
2021年の年度末で中川さんは大阪に戻る予定なので、武蔵野市での活動記録をインタビュー記事として残したいと思います。

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親世代から引き継ぐ子供による街づくり Teens Town むさしの のみなさん https://dev2.meet-musashino.tokyo/archives/634 https://dev2.meet-musashino.tokyo/archives/634#respond Wed, 16 Dec 2020 06:03:00 +0000 http://dev2.meet-musashino.tokyo/?p=634 吉祥寺・武蔵野に、小学生が自らの手で作る街づくりイ...

投稿 親世代から引き継ぐ子供による街づくり Teens Town むさしの のみなさんMeetむさしの に最初に表示されました。

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吉祥寺・武蔵野に、小学生が自らの手で作る街づくりイベントがあるのをご存知でしょうか。このイベントを企画・運営するのが、Teens Town むさしの。
子供の職業体験と言えば、一日体験のキッザニアのイメージがあるが、Teens Town むさしのでは、企画から運営まで、全て小学生が完結させる。それをフォローするのが、地域の大人であり、地域の学生です。

自らも、かつて小学生の時、Teens Town むさしのの前身である、むさしのミニタウンに参加し、大学生の時に、Teens Townむさしのを立ち上げた代表の神村美里さんとコアメンバーに立上げの経緯からTeens Townむさしのの今、そして、これからについて、話しを伺いました。

12/19-27 オンラインワークショップの参加者募集中!
詳しくは下記のリンクをご覧ください。


変化の早い時代に、こどもたちには地域で「主体的に考える力」「市民性」を育んで欲しい

MM 山中: 活動内容について教えてもらえますか?

神村: 子どもたちがまちを模したブースで働き、遊び、社会の仕組みを学び、多様な職業を知る事のできるイベントを企画、運営しています。

変化の早い時代を生きる子どもたち。様々な社会課題がある中で、持続可能な暮らしをするためには、私たち一人一人の選択が問われています。
子供たちには、学校や家庭では教えにくい「主体的に考える力」や「市民性」を育む機会が地域に必要だと考えています。

また、子どもたちが育つ環境に、家・学校以外の誰かと気軽に話したり、他者の価値観や考え方を知る機会は多くありません。
親や先生のような「縦の関係」や友達同士の「横の関係」ではない、地域の「ななめの関係」を作り、子どもたちの世界を広げたり、まちを一緒に考えはぐくんでいくことが大切だと考えています。
このように、地域の大人やお兄さん、お姉さんとの関係を作れる場がTeens Townむさしのにはあります。

コロナ禍でも場づくりを継続するために、12月に完全オンラインイベントの開催を予定しています。
市内の小学生には、オンラインですので、気軽に参加して欲しいですね。 イベントを企画、運営しているのは、私と今日参加しているコアメンバーを含めて、6人程度+学生ボランティアですコロナになってから、オンラインでの会議が多いのですが、地域を超えて参加してくれる学生さんも増えてきています。

「【おしごと体験ワークショップ】TeensTownむさしのオンライン~きみだけのお店をつくろう!~」についてはこちら

小学生時代の原体験がTeens Townむさしのへ親世代から引き継ぐ子供による街づくり

MM山中: 大学生の時に、Teens Town むさしのを立ち上げたそうですね。

神村 はい、2018年、大学3年生の時に原田さんを誘い活動をスタートしました。私は、自分が大野田小学校の4年生の頃、前身のむさしのミニタウンに参加しました。このイベントでは、小学生が約半年かけて、街づくりのコンセプトからお店の企画・運営まで行います。

店長になれるのは、5年生から。とにかく、楽しかった。特に、ままごとを超えて、実際に大人と同じことをやれている感じがありました。自分たちですべて考えることが求められます。企画だけでなく、店の設営、看板まで作らないといけない。子供なりにいろいろアイディアを出し、形にしていくわけです。

企画運営には小学生・中学生が30人ぐらい参加していましたね。イベント当日は延べ1,000人が参加する大きなイベントでした。ここで、街づくりのおもしろさを味わいました。

むさしのミニタウンは、10年間続いたと聞いています。すごく残念ですが、主催者のお子さんが大学生になってしまったり、様々な理由で終わってしまいました。

私は、この原体験から、大学は国際地域学部に進み、そこで、学術的にも街づくりを学びました。そこで、むさしのミニタウンの取組みに非常に価値があると気づき、また、ミニタウンをやりたいと思ったわけです。そんな時に、かつてお世話になった、むさしのミニタウンの方から、原田さんを紹介してもらい、Teens Townむさしのの構想が動きだしました。

原田: 私は正直なところそんなにミニタウンには積極的に参加していなかったので、ミニタウンの仕組みを十分に理解していませんでした。ただ、両親が共働きで、学童やあそべいで多くの時間を過ごしていたので、地域の人に育てられた意識が強いんです。
だから、そのような場を今の子供たちにも作ってあげたいと思って。最初は、神村の大学の友人や地域の大学生が多かったのですが、そのあとで、柴田や大塚が加わりました。

想像を超える子供の力、白地図を自分たちで埋めていく光景は圧巻だった

MM山中: 活動を通して、印象に残っていることを教えてもらえますか。

柴田: 正直、この活動に参加するまで、子供の力を信じていないところがありました。でも、昨年実施したイベントの当日、子供の力が自分の想像を超えるものがあることを気付かされました。

イベントの中で、最も人気があった宝くじコーナーがありました。そこには長蛇の列ができていました。一方で、その横のドリンク屋さんは人気がなかった。それに気づいたある子供が、ドリンク一杯買うと宝くじを引けるという、キャンペーンをその場で考えたのです。結果は、宝くじコーナーもドリンク屋さんともにハッピーに。それを見て純粋にすごいなと思いました。

大塚: 当時、子供の街づくりを専門にしている教授のゼミに入っていたのですが、その教授から、教授が若い頃、武蔵野市はすごかったということを聞いたことがきっかけで、自分から神村にコンタクトをとって、Teens Townむさしのに参画しました。

全国に、子供主体の街づくりをやっている団体は結構な数あると聞いていますが、Teens Townむさしののように街づくりのコンセプト作りからイベントの運営まで、白地図の段階から、子供がほとんど自分たちで、埋めていくところはそんなにないのではと思います。地図を埋めていく過程は圧巻そのものでした。

活動の軸はひとつでなくていい

MM山中: 活動を進める中で難しかったところを教えてもらえますか。

神村:イベントのわかりやすさ、おもしろさを訴求するのか、主体性・地域性を重視するのかで、メンバー間で意見がわれることも結構ありました。当時は判断軸がなく、ぶれぶれだったので。ファミレスでたくさん議論しましたね。
当時、会社のように、ビジョン、ミッション、判断軸があった方がいいと思い、それを作ることに一生懸命でしたが、みんなと話すうちに、活動の軸はひとつでなくていいのではと。あまり想い詰めず、今は走りながら合わせていく感じで。

世代を超えた持続的な活動

MM山中: コロナ禍で、なかなか先が見えませんが、今後の展望を教えてもらえますか。

神村: Teens Townむさしのの活動目的である、地域で子供の「主体的に考える力」「市民性」を育むことほど、今の時代に必要なことはないと思います。実際に、昨年のイベントでは、初めての開催だったにもかかわらず、3日で100人の子供たちに来てもらいました。

親御さんからも非常に好意的な声を頂いており、地域のニーズはあることはわかりましたが、持続的に規模を拡大していくには、より多くの中高生の運営サポーターが必要となります。しかし、中学受験を機に地域から離れてしまう子も多く、そのような子も継続的に運営サポーターとして残ってもらえるような工夫や仕組みが必要だと思います。

また、私たち自身もそれぞれが本業を持ちながら、ボランティアでこのイベントを運営していますので、今後、自分たちのキャリアとともに如何にTeens Townむさしのを育てていくか考えないといけません。このあたりは課題ですが、やっていて楽しいので、なんとしてでも続けて行きたいですね。

Teens Townむさしののメンバーお勧めの武蔵野の好きなスポット、お店

神村さん お勧めは、中道通りのカフェ、La cour café
https://kichijoji-nakamichi.com/shop/135/

原田さん 西久保食堂です。お店の雰囲気、味もいいし、メニューもバランスが良くて。女性向けのおしゃれランチですが、がっつり食べれます。https://m.facebook.com/n.syokudou/

柴田さん 大学が武蔵境だったので、駅周辺が好きです。武蔵境の噴水やスキップ通り。プレイスの芝生も良かったですね。本を読んだり、思い出の場所です。https://www.musashino.or.jp/place/

大塚さん 市役所通りの桜並木がいいですね。武蔵野市の環境を大切にする街づくりの姿勢がわかる景色です。
https://musashino-kanko.com/area/mitaka_kitaguchi/cherry_road/


編集後記

子供に地域で「主体的に考える力」「市民性」を育んで欲しいという、強い想いで始まった、Teens Townむさしの。メンバーと熱い想いとそれを形にする行動力に無限の可能性を感じました。そして、その原点が10年以上前に市民活動として親世代が企画した、むさしのミニタウン。想いは世代や形を超えて継承される。Teens Townむさしのが、どのように活動を深め、広げ、さらに次の世代に繋げていくのか楽しみです。

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